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濡れたコンクリートにも施工可能!

今回ご紹介する塗料は、中国塗料の「コンテクトWE」です。

 

この塗料の一番の特長は、湿潤面への施工が可能だということです。

今回お客様よりいただいたお話しは、「工場内にあるコンクリート製貯水槽の保護として貯水槽の内面に

塗装をしたい」という内容でした。

 

ここで必要なこととして、

①貯水槽のため水に浸かっても耐久性があること(没水部への使用が可能であること)

②稼働中の工場であることから、土曜日・日曜日の2日間で作業を終えないといけない

(通常水の溜まっている槽のため、金曜日の就業後に水を抜き土曜日から作業を始める工程になります)

という2点が必須条件です。

 

①については、上水道管の内面に塗る塗料など没水部に使用できる塗料は各塗料メーカーから販売されて

おりますので、防食系の塗料であれば対応が可能です。

②については、下地の状態(湿潤面)や塗装間隔(2日間の作業工程)など該当する製品がなかなか

見つかりませんでした。

しかし、この「コンテクトWE」は以下の通り今回の条件をすべて満たす塗料になります。

 

・没水部への対応 ⇒ 護岸コンクリート部や橋脚に使用できる塗料である

・水を抜いた後、一晩で塗装が可能 ⇒ 湿潤面に施工可能な塗料である(雨天時は不可)

・2日間の作業工程 ⇒ 塗装間隔は20℃で最短6時間(2回塗りのため1日2工程の施工が可能)

※ただし塗装後、注水までの時間は16時間以上空けることがことが望ましい

(塗膜が白化するおそれあり)

※2液混合型の塗料のため、混合後の使用可能時間は20℃で2時間と短い

 

 

この塗料の一番の特長である、湿潤面で施工が可能は仕組みを説明すると、

・へらやコテなどでしごき塗りすることにより、被塗面とコンテクトWE間の水を物理的に排除する

・被塗面に対する親和性により水を排除した接触面を形成(界面活性物質の特徴的な効果)、

 水中に分散することなく塗膜形成

となります。

  ↓ このようなイメージです

 

この塗料は上記の使用用途のほかに、鋼材や亜鉛メッキ、ステンレス、FRP、アルミなどへも施工が可能です。

また「コンテクトWE」シリーズとして、

コンテクトWE100工法・・・湿潤面に対応したコンクリート剥落防止工法(特殊繊維入り)

コンテクトWE300・・・水中のコンクリート面へ施工が可能な被覆材

といった製品もあります。

 

 

このような防食塗料についても幅広く取り扱っております。

塗料で困ったこと・ご相談などがあればぜひ福住商店までお問い合わせください。

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