先日、お客さんから「エアブラシの調子が悪いので見て欲しい」との依頼があり、預かって持ち帰りました。
通常の塗装で使用されるハンドスプレーガンには触れる機会も多く、不調の原因もなんとなくは分かるのですが、
エアブラシは販売はしますが、直接触れる機会が少ない商品になります。
とは言っても、塗装時に使用するエアツールですし構造的にもスプレーガンと変わりはありません。
本体の展開図もメーカーのパーツリストから入手出来たので、とりあえず分解してみました。
思った通りそこまで複雑なモノではないのですが、各パーツが小さかったり細かったりするので
注意して分解していきます。ニードルを引き抜こうとしますが、なかなか抜けません。
曲げたりしないよう気をつけながら何とか引き抜くとニードルに塗料の塊が…嫌な予感。
案の定、ブラシの中にカラフルな塗料カスがこびり付いていました。
これはメーカーに送るまでもなく調子の悪い原因だと誰もが分かるレベルですね。
とりあえず溶剤と洗浄ブラシを使ってカスを取り除き一旦、返却する事になりました。
今回は吸上げ式のエアブラシでしたが↓↓↓写真部分にあるネジをマイナスドライバーで外すだけで
汚れているかの確認が容易に出来ますので、使用後すぐに洗浄されるとは思いますが
3~6か月に1度程度の大々的なメンテナンスをされる事をお勧め致します。