一般的に遮熱塗料・遮熱塗装と聞いて思い浮かべる部位は、工場の折板屋根(鋼板屋根)や住宅のカラーベスト屋根
ではないでしょうか。
これらの部位に塗装する遮熱塗料は、基本的に弱溶剤形と言われるシンナーで希釈して使用する塗料が中心に
なります。
特に金属製の鋼板屋根の場合、気温差による膨張や収縮など、塗料(塗膜)にとって過酷な条件となります。
しかし、その中で鋼板屋根に塗装できる「水性」の遮熱塗料を販売しているメーカー様があります。
そう、水性塗料に特化した「インターナショナルペイント」様です。
こちらで販売されている塗料は、「IP水性メタルコート」「IP水性マルチコート」など水性ですが金属面への塗装が
可能なものが多く、しかも下塗りなしで金属面や亜鉛めっき面に直接塗装ができる塗料もあります。
このインターナショナルペイント様で販売されている遮熱塗料こそが、今回紹介する「水性タイプの遮熱塗料」
なのです。
インターナショナルペイント様では、6種類の対象製品に対して、21色の遮熱タイプ共通色を出されており、
これらの組合せで屋根や屋上、外壁への遮熱塗装が可能になります。
遮熱のメカニズムとしては、他のメーカー様と同じく太陽光に含まれる赤外線を効率よく反射し、塗膜の温度上昇を
抑制するというものです。
その中で、
①上塗り塗料のみで遮熱を行うもの
②専用下塗り+上塗りで遮熱を行うもの
があります。
①の場合は塗膜の温度を最大13℃軽減し
②の場合は塗膜の温度を最大18℃軽減します。
遮熱タイプ共通色見本は、淡色系・グレー系・黒系・ブラウン系・青系など幅広く21色が取り揃えられており、
屋根・屋上・外壁への最適色をご提案します。
しかし、一番の特長は水性塗料ながら金属面への塗装が可能であることではないでしょうか。
「IP水性メタルコート」や「IP水性メタルコートSi」を使用することで、水性塗料での金属屋根への遮熱塗装が
可能になります。
水性塗料であることのメリットと言えば、まず臭気の問題があげられます。
住宅密集地や人の多く集まる学校や公共施設など臭気に敏感な方がいらっしゃる環境においては水性塗料を使用
する大きなメリットがあります。
その上で遮熱効果も期待できるとなると、様々な場面での提案が可能になります。
こんな良いことずくめの水性遮熱塗料、是非一度お使いになってみませんか?
福住商店では住宅向けから自動車、工業製品、木工製品向けまで幅広い塗料を取り扱っております。
塗装の職人様、DIYに取り組もうと思われている方、お問合せをお待ちしております。