昨年の7月に投稿させてもらったマツダの新色で「匠塗」塗色ナンバー51K
「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」の実車が顧客の修理工場に
入庫したので、その際の話をさせていただきます。
以前の投稿でも「塗装職人さんを悩ませる新しい塗色が爆誕」と紹介しましたが
やはりタダモノではありませんでした。
まずは塗装仕様書(関西ペイント)を見て自分の目を疑いました…
カラーベースを塗った後、3コートパールの要領でメタリックベースを
塗布するのですが、メタリックベースの希釈率が驚きの500~700%!
それを4~6回塗りで仕上げて行くのですが、塗装は素人の自分でも
「絶対ムラになるやん…」が第一印象でした。
案の定、作業された職人さんも何回か塗りなおした末、
「そこそこで何とか出庫させてもらった」との事でした。
今回はバンパー塗装だったのでブロック塗装でしたが、たぶんボカシ塗装は
難しいのではないでしょうか…
ボディーショップの皆さま、マツダ51Kの塗色を受けられる際には
事前にユーザーさんと入念な打ち合わせをされる事をお勧めします。
塗料メーカーさんも出来るだけ簡単に再現できる塗料および
塗装仕様を確立して頂けるようお願い致します。