お客様からいただいたお問合せの中から、塗料の紹介をしてみようと思います。
先日いただいたお問合せでは、「室内の平面部分でホコリがたまるのを防ぎたい」という目的で帯電防止の塗料を
探されていました。
通常帯電防止塗料は工場内やクリーンルームなどにおいて使用されることがメインになります。
特に、工場内の天井、壁、床、機器類に使用されることが多く、静電気による障害を防止する目的で使用されます。
その静電気による障害として主なものは、
①帯電物へのホコリの付着
②静電放電
の二つがあります。
①は天井や壁に帯電防止塗料を塗ることで、ゴミ・ホコリの付着や蓄積がなくなります。
②は工場で帯電した物体が静電気に敏感な半導体素子に触れた場合、完全に破壊してしまう危険性があります。
このような場合でも事前に静電気が帯電するのを防ぐために、帯電防止用塗料を塗装する必要があります。
そして今回の場合ですが、室内の石こうボード面への施工のため、水性塗料を希望されておりましたので、
大日本塗料製品の、「クリーンテクノ水性」と「クリーンテクノ水性#500」をご案内しました。
前者は艶消し、後者は2分艶程度の仕上りになります。
共に淡彩色での調色が可能で、施工中も極めて臭気の少ない塗料です。
通常の水性塗料と同じ用に使用していただける塗料で、帯電防止の機能を持っています。
この大日本塗料の「クリーンテクノシリーズ」には、水性タイプと溶剤タイプがあり、溶剤タイプの中には
2液性エポキシ樹脂塗料の常温乾燥タイプ(主に床や鉄部に使用)と焼付タイプ(主に鋼板やアルミニウム材に使用)
の2種類があります。
そのため工場内部で幅広く使用することができ、静電気対策と帯電防止に大変役立つ塗料になります。
今回のお客様へも「ホコリの防止」だけでなく、幅広く工場などで使用していただけるよう働きかけてみたいと
思います。
弊社ではこういった特殊な塗料も取扱いがございます。
塗料のことでお困りの際は、一度福住商店までお問合せください。
お客様に満足していただけるよう全力で対応いたします。