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大谷塗料 「ワルツエポキシレジン」で机の製作を取材しました!

大谷塗料が販売している「ワルツ エポキシレジン」で先方が机を作ろうと言う企画を取材してきました。

この「エポキシレジン」とは流行りのウッドリバーテーブルやレジンテーブル等の成型用の樹脂になります。

ウッドリバーテーブルって何?と言う方もいらっしゃると思いますのでご参考までにこちらの画像をご覧ください。

 

木のテーブルに川が流れているように見えますね。これがウッドリバーテーブルです。おしゃれですね。

今回はレジンをメインに中に木のパーツを入れて可愛く仕上げるそうです。

こちらの木を六角形に切り落としてパーツを作っていくみたいです。

木材の白太の部分も使用するとのことです。(木の白太は色が白いところ、心材は茶色の濃いところです)

パーツを作ったらパーツにレジンを塗布していきます。

なぜかと申しますと実はこちらのお客様はこの塗料を以前に使用しておりまして、完成した際に気泡がとても目立ったとのこと。

なぜだと思いますか?答えは木が生きていて呼吸をしているからです。レジンが硬化している際に木が呼吸をしており、それが気泡になったのです。

今回は木のパーツにレジンを塗布して呼吸をまずできなくするそうです。

では実際に使っていきます。この塗料は主剤2対硬化剤1の塗料です。希釈は無しです。よく混ぜてまずパーツに塗布して固めます。

メーカーのカタログでも記載されていますがレジンの硬化中は発熱するためやけど等に注意してください。規定値を超える流し込みや作業温度が高いと200度近くまで上がるそうです。

製作している方も容器を持っていると熱いとおっしゃっていました。

木なので燃えて火災にもつながります。十分注意しましょう。

今の季節ですと翌日には完全に固まっていました。

次に枠の中にレジンで固めたパーツを並べてレジンを流し込みます。空気が入らないようにゆっくりと流し込んでいくそうです。(空気を入れると気泡ができるからです)

流し込んだ写真です。メーカーのカタログにも記載されていますが流し込むのは2センチメートルを目安に何日かに分けて行います。

その際に木のパーツを抑えています。

なぜ抑えるかといいますとパーツが浮いてくるんです。前回製作した時はパーツを抑えていなくてレジンの表面に木が出ている状態で仕上がっていました。

今回はお客様がこのような大がかりなパーツを抑える装置を開発して臨まれております。

レジンに着色も黒を少し入れているそうです。大谷塗料のレジン専用の着色剤を使用しましょう。

カタログにも記載されていますが着色剤の添加量もレジンの主剤+硬化剤100に対して1%以下でお願いします。

少し遊びでパールも入れたそうです。(パールは別メーカーのを使用しているそうです。)

翌日になるとパーツを抑えていたかいもありまして浮くことも無くレジンと一体化していました。

抑える装置を頑張って製作されていたので良かったと思います。

ここからはレジンをゆっくり流し込んで固めていきます。

一気に上まで流し込まずに全部で3回に分けてレジンに空気が入らないように少しづつゆっくりと入れていました。

一気に上まで入れて火災になったら大変ですからね。

翌日は枠の上までレジンを流し込み固める作業をされていました。

そして固まったらテーブルを#1200番のペーパーで磨きを行い、オイルステインのクリヤーを塗布しふき取り乾いたのがこちらになります。

前回と比べてとても綺麗に製作されていました。今回は木も浮くことなく中にしっかり閉じ込められている様子。

白太の真ん中の白いラインもアクセントになっていてとても可愛く思いました。

少しおめかしで入れられたパールも画像でお判りいただけますでしょうか?白いもやもやっとしているのがパールですね。

川が流れているように見えますね。

 

完成したレジンテーブルに机の脚を付ければ・・・

完成です。今回は前回の失敗も踏まえて色々工夫して製作をされていました。

色々用意する物があって準備は大変ですし、失敗したら塗料も高級な物なので無駄には出来ないため気をつかわれていました。

ですが今回も反省点はやはりあったみたいです。こちらをご覧ください。

木のパーツが呼吸をしていたのか気泡が出ています。今回は木のパーツを先に塗装されていたのですがどうしても気泡だけは入りますね。それだけ木の生命力がすごいのでしょうか・・・

あとは熱に弱いですね。高温の物を置いたり、暑いところに置いておくとレジンが反ってきます。

熱に弱いのだと思います。そこは保管等に注意が必要だと思いました。

次回も今回の反省点を生かして何かを製作されるそうなのでまたご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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